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ティザー撮影について

こんにちは、ディレクターの雛です。

今日はティザー撮影について書きます。

Vampire Kiss ' begin ' Teaser Clip #1 - YouTube

 

テーマは見ての通り殺し合いです。

この子達は吸血鬼なので死なないので、仲良しの延長で殺し合いをするみたいなイメージです。格ゲーみたいなもんです。MUGEN(自分で2D格ゲーが作れるフリーエンジン)で「格ゲーVampireKiss」をいつか作りたいものです。→↘︎↑+弐兎「紅の熱情ゥォォオ!」みたいなそんな妄想ばかりしちゃう

 

とにかく可愛く殺し合いをさせたいというのは初期から伊澤がずっと言っており、制作の核にあると思います。ティザーの場合はPVと同じとにかく花を散らしたセットなのでそれに合わせて耽美めに、スローでゆったりと美しさを魅せる方向性でした。

 

f:id:superhina:20180620113857j:image無加工の闇

 

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撮影を担当してくれた清水くんです。上からのアングルで、こんな風に撮影することはほぼないそうです。工夫して工夫してってかんじ。

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上からのアングルはこのように撮影されていました。

よく見るとこの時みんなには手を繋がせています。仲良し兄弟だからね!6人でひとつだから。

みんな色んなところで色んな風に寝かせて

いい形になるのを探して

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こうなりました。弥市くん脚長。なんかもはや脚しかないじゃん

 

花が周りからぽーんと降ってくるシーンはスタッフみんなでせーので投げつけました。

花を食べさせて窒息死させる、首を絞める、髪を掴むっていうのがぽんぽんぽんと出てきたので映えそうなメンバーの組み合わせを考えて、はいじゃー撮影ですって感じで割とさっさとすすんでスムーズでした。ほんとどんなアイドルだよ

 

さて、編集段階にすすみまして、色調をいくつか貰いましたが少しこれもアー写同様青みを少し足してもらいました。退廃的になりたがりなのですーぐ青みを足す節操なく青みを足していく。いいよーこのデカダンス

詩に関しては伊澤が「食べちゃいたいほど君が好き」って送ってきたので私がそれを広げてポエりました。私はこれをポエ可愛いと言っています。(例:もっとポエ可愛い映像にしなきゃ…!)

 

音に関してはこの段階で初めてつけました。

音に関しては専門なので語りはじめるとキモ・オタクが噴出してキモさで周りが全滅してしまうんですが、あえて書かせてもらうと(※読まなくていいです)

 

フランス語というのもこの耽美な雰囲気もフランス産クラシックを想起させたのですが、花がちらつく感じかな、スペイン風の煌びやかさが欲しくなったんですね。だからスパニッシュスケールっていうフリジアンに△3を足したスケール、これが簡単にスペイン風になる便利スケールなんですけどそれで旋律をまとめることでなんだか怪しげ煌びやかになったんじゃないかな。最初の入りはホールトーンという有名なスケールで簡単にメルヘンになってくれる女の味方秒で可愛くなるフィルターで、なんだか童話みたい!って感じのはじまりになったと思います。途中の手拍子はフランスオペラにありがちだからやってみた。後ろに鳴ってるのはかっこうというドイツ民謡でヤマハ音楽教室に入って最初にやらされる曲なんですが、「ソミ ソミ レドレド」このシンプルなメロディがどうも狂気的に感じるのは私だけでしょうか?これは最終的にトニックに帰結させず自分なりに後味をアレンジして弾きました。あとは逆再生で攻めました。逆再生ってだけで簡単に不気味になるのが優秀。あとはなんかガラスの割れる音も不穏かなと思って安易に突っ込みました。最後のわしゃわしゃした音はガラスの割れる音をゆーっくりと逆再生させました。簡単に不気味になってくれる。

 

ごめんキモかった。周りの空気読めず好きなアニメについて語り出すような人、気持ちわかっちゃうんだよな。音楽オタクだけ読んでふむふむしてくれればいいです。

そんな感じであとは色々微調整して、いっちょあがり!でした。短い動画なのでスムーズでした。

なんか写真足りなくて寂しいからPV仮撮りの時の写真載せるね。

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f:id:superhina:20180620121645j:image無加工の闇

PVの撮影とちょいちょい被ってる要素があったので、それは後々書きます。

 

次はグッズか衣装についてがいいかな。

それでは!